家庭用冷房の普及などで電力需要が拡大する夏季のインドで、夕方の時間帯の電力不足が深刻化している。夕方以降は、電力需要自体は日中より小さいものの、過去数年で急速に普及した太陽光発電の発電量が日没前後に急降下するためだ。太陽光発電による電力は、日照量が大きい夏季の昼間はたびたび余剰になり、出力制御を受けている。時間差による需給ギャップの解消には、昼に電力をためて夜に放出するエネルギー貯蔵システム(ESS)の導入が鍵を握る。すでにアダニやタタ、JSWといった地場コングロマリット(複合企業)などが参入を始めた。